横断幕は10m以上でも制作可能?大型横断幕の作り方と事例を紹介
イベント会場や建物の壁面、施設の外壁などで掲示される横断幕。企業PRやイベント告知など、遠くからでも目立つ大型サイズの横断幕を検討されている企業担当者の方も多いのではないでしょうか。
その際によくいただくのが、「10m以上の横断幕って作れるの?」というご質問です。
結論から言うと、10mを超える横断幕でも制作は可能です。
本記事では、大型横断幕の制作方法や実際の事例に加え、加工方法、風対策、文字サイズの考え方まで分かりやすく解説します。これから大きなサイズの横断幕制作を検討している方は、ぜひ参考にしてください。
目次
横断幕は10m以上でも制作可能
横断幕は、一般的に3m〜5m程度のサイズをイメージされることが多いですが、用途によっては10m以上のサイズが必要になるケースもあります。
たとえば、建物の外壁に掲示する大型広告や、スポーツ大会の会場装飾、文化イベントの告知、施設の周年記念装飾などでは、広いスペースに対応できる大型サイズの横断幕が求められます。
こうした場面では、遠くからでもしっかり視認できるサイズであることが重要です。実際に当サイトでも、建物の壁面やイベント会場などに向けた10m超えの大型横断幕を制作しています。
大きなサイズになると「本当に1枚の幕として仕上がるのか」「強度は大丈夫なのか」と不安に感じる方もいらっしゃるかもしれませんが、適切な加工を行うことで、10mを超える大型サイズでも実用的な横断幕として制作できます。
10m以上の横断幕はどうやって作る?
10m以上の横断幕は、1枚の生地だけでそのまま作るのではなく、生地を繋ぎ合わせて1枚の幕に仕上げます。使用する素材によって、加工方法は異なります。
ターポリン生地の場合(ウェルダー加工)
ターポリン生地で大きな幕を制作する場合は、ウェルダー加工という方法で生地を繋ぎ合わせて1枚の幕に仕上げます。
ウェルダー加工とは、加熱されたターポリン同士が溶け合うことで生地同士が接合する加工方法です。縫製ではないため、縫い目のないフラットな仕上がりになるのが特長です。
文字やロゴ部分の邪魔にならない位置で繋ぎ合わせることができるため、見た目もすっきり仕上がります。絵柄に応じて、縦方向・横方向など繋ぎ位置を調整できる点も、大型横断幕に向いている理由のひとつです。
当サイトでは、ターポリン生地はもちろん、メッシュターポリン生地でもウェルダー加工に対応しています。仕上がりの見た目を重視したい大型幕では、フラットに仕上がるウェルダー加工が大きなメリットになります。
布生地の場合(縫製加工)
布生地で大きな幕を制作する場合は、縫製加工で生地同士を繋ぎ合わせて1枚の幕に仕上げます。
ターポリンのウェルダー加工と異なり、縫い目が見える仕上がりになりますが、大型サイズの布幕では一般的な加工方法です。展示会装飾や屋内イベントなどで布生地を使用する場合は、この縫製加工が採用されます。
布生地はやわらかさや質感に優れている一方で、大型サイズでは強度や形状の安定性を考慮する必要があります。そのため、用途に応じて縫製位置や仕立て方法を調整しながら制作することが大切です。
大型横断幕の風対策について
10m以上の横断幕など、大きなサイズの幕は風の影響を受けやすくなります。掲示場所が屋外の場合、想像以上に強い風を受けることがあり、設置方法によっては思わぬトラブルにつながる可能性があります。
例えば、強風によって幕が大きく煽られてしまい、ハトメ部分に負荷がかかったり、固定しているロープが緩んでしまうことがあります。場合によっては幕が破損してしまったり、掲示場所の設備に影響が出てしまうケースもあります。
特に建物の外壁や足場など高所に掲示する場合は、幕の素材選びも重要です。風を通す「メッシュターポリン生地」を選ぶことで、幕にかかる風の力を軽減しやすくなります。
「メッシュ素材だと文字が見えにくいのでは?」と心配される方もいらっしゃいますが、実際にはしっかり視認できるケースも多くあります。詳しくは以下の記事で事例付きで解説していますので、あわせて参考にしてください。
このように大型横断幕では、設置場所の環境や掲示方法を踏まえて、風の影響を考慮した素材や仕様を選ぶことが重要です。
大型幕の設置では、補強加工を追加したり、複数枚の幕に分けて掲示するなど、いくつかの対策方法があります。具体的な加工方法や仕様については、以下のページで詳しく解説していますので、あわせてご覧ください。
文字サイズに気を付けよう
10m以上の横断幕を制作する際は、幕のサイズだけでなく、記載する文字の大きさにも注意が必要です。せっかく大きな横断幕を制作しても、文字が小さすぎると離れた場所から読み取りにくくなってしまいます。
特に建物外壁や会場上部などに掲示する場合、見る人との距離が数m〜数十m離れることもあります。そのため、A4チラシのように細かな文章をたくさん入れるのではなく、短く分かりやすい言葉を大きく見せる設計が向いています。
ロゴ、イベント名、開催日、問い合わせ先など、何を一番見せたいのか優先順位を決めて、情報量を整理することも重要です。大型横断幕は「大きいから何でも入る」のではなく、遠くからでも認識されることを前提にデザインする必要があります。
特に企業名やイベント名などのメイン情報は、余白とのバランスを見ながら大きく配置することで、横断幕全体の見やすさが向上します。大型サイズの横断幕では、文字サイズと情報量のバランスが仕上がりの分かりやすさを左右します。
10m以上の横断幕の制作事例
ここからは、実際に当サイトで制作した10m以上の大型横断幕の事例をご紹介します。横方向に長い幕だけでなく、縦方向に長い幕の事例もありますので、設置場所や用途をイメージしながらご覧ください。
フジエダ珈琲株式会社様(W11,000mm×H1,100mm / 横11m×縦1.1m)
フジエダ珈琲株式会社様の印刷事例では、幅11mの大型横断幕を制作させていただきました。屋外フェンスに掲示する幕として設置されており、通行人からも視認しやすい場所で店舗情報を案内する役割を果たしています。
横断幕にはフードメニューの写真とともに、ランチタイムなどの営業時間が分かりやすく配置されており、来店を検討している方へ店舗の魅力や営業情報を効果的に伝えるデザインとなっています。横長のスペースを活かしたレイアウトによって、遠くからでも内容が認識しやすい大型横断幕の活用事例です。
公益財団法人豊橋文化振興財団様(W10,000mm×H2,960mm / 横10m×縦2.96m)
公益財団法人豊橋文化振興財団様の事例では、幅10m・高さ約3mの大型サイズの白無地ターポリンを納品させていただきました。印刷を行わない無地タイプの幕として制作されており、ライブペインティングイベントのキャンバスとして活用されています。
イベントでは、画家の蟹江杏さんと子どもたちがこの大きなターポリンに自由に絵を描き、迫力のある大型アート作品が完成しました。横断幕としての用途だけでなく、このようにイベント用の大きなキャンバスとして活用できる点も、大型ターポリンの魅力のひとつです。
大阪府立長吉高等学校 後援会様(W900mm×H11,400mm / 横0.9m×縦11.4m)
大阪府立長吉高等学校 後援会様の印刷事例では、高さ11mを超える縦長サイズの大型幕を制作させていただきました。建物壁面に掲示する幕として活用されており、縦方向でも10m以上のサイズに対応できることが分かる事例です。
このように、大型横断幕は横幅だけでなく、高さ方向でも大きなサイズに対応できます。
まとめ
「横断幕は10m以上でも作れるの?」と疑問に思う方も多いですが、10mを超える大型横断幕でも問題なく制作することが可能です。
大型横断幕は、建物の外壁や屋外フェンス、イベント会場など、広いスペースで情報をしっかり伝えたい場面に適しています。遠くからでも目立つサイズで掲示できるため、企業PRやイベント告知、店舗案内など幅広い用途で活用されています。
また、10m以上の横断幕は、生地を繋ぎ合わせる加工によって1枚の幕として仕上げることができます。ターポリンの場合はウェルダー加工、布生地の場合は縫製加工を行うことで、大型サイズでもきれいな仕上がりと十分な強度を確保することが可能です。
さらに、大型幕では風対策や設置方法、文字サイズの設計なども重要なポイントになります。掲示場所の環境や見る人との距離を考慮しながら仕様を決めることで、より効果的で安全な横断幕を制作することができます。
当サイト:まくする では、今回ご紹介したような10m以上の大型横断幕にも対応しており、用途や設置場所に合わせたサイズ・加工方法のご提案が可能です。大型サイズの横断幕制作をご検討の際は、ぜひお気軽にご相談ください。












